今年は過去の大作の続編やスパイ映画ラッシュ、SFのAIベース映画ラッシュなど豊作だったといえる。昨年もブダペストホテルやガーディアンズオブギャラクシーなど、印象に残る映画が多かったが、一昨年の悪の法則のような劇場に4度も足を運ぶほどの作品はなかった。
では10位より。
第10位 インヒアレントヴァイス
俺がランキング入れなきゃいけないみたいな半ば使命感を感じながらもランクイン。
映画果樹可能といわれたトマスピチョンの傑作を見事映像化することに成功した本作(原作を読んでいないとわからないというのは成功したといえるのか微妙なところ)。Inherent Vice=”内在する欠陥”という扱いにくいテーマを、マクロとミクロの視点で捉えながらアートテイストに描写した腕はなかなかなもの。結論を急ぐ人には耐え難いフラストレーションが喉に残るけど、それが飲み込める人には楽しめるってワケよ、ドック。
とりあえず60’sカリフォルニアアンティークを基本としたギミックが最高です。
第9位 ビーストオブノーネーション
最近の個人的な傾向なのかわからないがアフリカ物に弱い。特に少年兵とかリアルなやつ。となると否応なしに入ってくるよね。本作はネットフリックスと一部劇場のみで公開された新しい試みで話題になった。結果的には成功し監督はキャリアが浅いのにもかかわらず瞬く間に有名人に。
見所はといえば主人公の少年兵のあどけない少年の顔から殺人鬼の顔、そしてすべてを悟った菩薩のような顔。将来有望です。
第8位 セッション
これはまあ、みんな好きだよね。
Fucking Chimpo!!
第7位 チャッピー
南アフリカものとSFが融合したもんだからこんな上位に来てしまいました。
人間の神経をデータ化して転送するってのが甲殻機動隊のゴーストのそれでありたまらなかったですね。ダイアントワードの演技も素人とは思えないもので完成度は非常に高かったです。
第6位 イミテーションゲーム
カンバーバッチのことはあまり好きではないけどアスペルガーをうまく演じれていたし何よりストーリーの構成が非常によかった。最後のテロップで完全にやられたね。教養の時間にしてはあまりに面白い作品。
第5位 パージアナーキー
俺が入れなきゃ誰が入れるシリーズ。こういうB級なんだけど俺だったら~とか妄想が膨らんで友達と話しこめるような作品は評価高いです。前作パージがテーマがいいにもかかわらず予算の都合で生かしきれてなかったものを本作で爆発できていた感じがとてもグレイト。ちなみに私だったらホームセンターに立てこもってガソリン飲んで火つけて死にます。
第4位 ストレイトアウタコンプトン
N.W.Aを愛しているからかかわからないが冒頭から鳥肌が収まらずとんでもないものを見ていると感じた。知らない人にも楽しめるのかはわからないが、少なくとも世界ではこういった大きなものが渦巻いていることを知るにはいい映画かと。
Fuck THA POLICE!!
第3位 クリード
いいシーンがこれだけ詰まっている映画もなかなかない。名台詞も多いしカタルシスが半端じゃない。とりあえずダイエットがしたいならまずクリードを見てからはじめることをお勧めする。おそらく体脂肪率は一桁に。
第2位 ナイトクローラー
エキセントリックな役はこれまで数々見てきたがこれほどまで温度を感じられないキャラクターはおそらく初めてだろう。それを社会が作り出してるというのも面白い。カメラワークも大きな見所のひとつ。
第1位 マッドマックス
V8V8V8!!!!!(IQ5)
以上トップ10でした。非常に偏りのあるものですが、来年もオデッセイやレジェンド、ブラックマスや白鯨など気になる作品がてんこ盛りなので今から首を洗って長くして待ってるとします。
ちなみにスターウォーズは三国無双でいう呂布なのでランキングからはずしました。
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