2013年1月14日月曜日
【映画】SUPER8
スピルバーグが係わったと聞いて期待と不安が同時に来た。宇宙戦争みたいに何のかなっていうのと、内臓はでるのかなっていう期待である。結果はと言えばどちらも裏切られた。
79年アメリカのド田舎で映画製作にいそしむスタンドバイミーテイストのちびっ子たちがUSAFが握るトップシークレットを目撃してしまう。(冒頭の列車事故はもういいよってくらいド派手にやってくれた。)軍はそれをひた隠しにし、航空部品の輸送だと貫き通す。事故を見てしまったスタンドバイミーテイストのキッズ達は絶好の機会だと映画にこの事故を取り込むが徐々に巻き込まれていく。
行ってしまえば序盤30分で先の60分がもう読めるある意味古典芸能的なSF作品である。自分で自分の作品のシークエンスを出すというスピルバーグのおちゃめっプリに笑うコメディ映画。
そろそろだれかエイリアンが出てきた瞬間興ざめする現象に名前を付けていい。あとなんで毎回エイリアンは魚介系なんだ。そういう意味ではHRギーガーの『エイリアン』は大傑作だ。あそこまでおぞましいこれぞ宇宙人っていうデザインは他とない。別にプロメテウスを評価してるわけではない。
ただSUPER8の良かった点は古典的な展開に沿っていながらも近年の映像技術や演出をまんべんなく取り込んで2011ねんまでのSFのおさらいみたいな出来上がりが評価に値する。
これだけテンポラリーにおんなじようなSFをブっ込んでくるあたり、スピルバーグはSF界のロメロなのかもしれない。
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