2012年11月18日日曜日

【映画】シャイニング

スティーブンキングの名作をキューブリックが監督しジャックニコルソンが演じるというそれだけですでに恐ろしい(資金的に)映画。

実際AFIが選ぶ究極のホラー映画に選ばれた。
山奥の豪華なホテル。冬季期間中ここの管理人を任された主人公は小説を書くのに絶好の機会だと思い家族と共にこの悪魔城にやってくる。
閉鎖的な空間とそこに住まう地縛霊的な何かなのか邪気にやられ主人公は気が狂い家族を殺そうとする。。。

シャイニングと言えば一番有名なのは斧でドアに切り込みを入れそこから顔を出すシーンがあまりにも有名だ。
実際一番怖いのはあそこではない。キューブリック独自の理解するのに苦労する表現だ。エレベーターが開くと大量の血が流れ出て来たり、双子の女の子の霊が佇んでいたり無機質な聴覚班が存在する。
アメリカのホラーと言えばグロテスクな特殊メイクか血の惨劇、もしくはハンディカムを使ったリアリティ溢れる感じに撮ったものが主流であるがシャイニングを見返すとそれらはすべてまやかしであり、大衆化したホラー映画作成の真の恐ろしさを味わう事となる。
人間の内なる恐怖と霊的な恐ろしさ、何者か分からない不気味さを兼ね備えた今作は究極のホラーと言える。
劇中でジャックニコルソンの気が狂いタイプしまくる"All works and no play makes me a dull"は私が大好きな言い回し。
9.5/10

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