2013年2月24日日曜日

【雑記】All works and no play...

なすことすべてに意味を見出す日々に少々疲れ気味でスケートボーディングでもしたいところだが一度やりだすと止まらなくなる性格なので自分で自分を抑制している。

代わりと言っては何だが親愛なるロックスターから一昨年出て買おう買おうと思ってはいたものの先延ばしにしていたMaxPayne3をようやく買った。コンピューターゲームといえば昨今では犯罪を助長するとベーゴマで育ってきた評論家の方々は口をそろえて言うが、GTAシリーズはそんな犯罪への影響力が最もあると言われた凶悪なゲームとして6年ほど前に危険図書指定を受けた。ゲームと犯罪の因果関係などあったとしても数パーセントであるし、それを言うならば犯罪者はみな酸素を吸っていた、とか今までにカップめんを口にしたことがあった、とか映画を見たことがあった、なんてのも当てはまることになる。そうはいってもロックスターが輩出するのは残虐なゲームであることは間違いのないことなのだが、ロックスターが出すマックスペインやGTA、LAnoire、マンハントにはロマンが詰まっている。タランティーノの映画のような、七人の侍のような、一人ひとりのキャラクターがしっかりとできていて、喜劇を見ているようで非常に入り込みやすいのだ。
マックスペインはシナリオとガンアクションの面白さからもはや三作目となった。ブラジルのサンパウロが舞台で町の作りこみようはおろか、スラムとブルジョアの対比、民間テロ組織の残虐性、自警団の汚職などノンフィクションではないリアルをとてもスリリングに描いていた。ムービーシーンやバレットタイムなど映画のような作りこみようで21世紀の玩具という印象を受けた。自分は難易度普通でプレイしたのだがまぁ死ぬこと。通して100回ぐらいコンティニューしたか?くらいの死にゲー。試しにイージーにしてみたらサクサクサクサク進んだのだがイージーに屈せずミディアムで薦めたところFUCKやらGODAMNやらBULSHITなど何度連呼したことか。ストレス発散してるのかためてるのか謎なところだが話自体はとても凝った作りになっているしなによりフィールドが多岐にわたるので飽きない。クラブや高級マンション、市街地、亜熱帯、スタジアム、空港などブラジルは撮ってもいいところなんだね銃撃戦をやるには。
しかしマルチプレイが過疎ってて人がいないせいでまったく面白くないのでこれはなんとかしたほうがいいと思う。ベストプライスで出して新規ユーザーを増やせばいいんじゃないか?


話は変わり音楽について。
就職活動。日本のレーベルを結構受けているのだがレーベル名を聞いてパッと思い浮かんだレーベルはエグザイルくらいで他はまったくひらめかないのでHPを見る。そこには聞いたこともないバンドばかりで知っているのは全体の数パーセント。大丈夫なのかJpop。一応タワーレコードで邦楽アーティストの名前は叩きこんだつもりだったがロシアのハードコアバンドって言われても分かんないような名前ばかりだった。
違法ダウンロードの蔓延もさることながら日本の音楽シーンが面白くないことがもっともな理由に挙げられる。もちろん中高生や大学生などエネルギーに満ち溢れるティーネイジャーを中心に激ロック系は流行っている。私もマキシマムザホルモンやPTP、MWAM、ONE OK ROCKは好きだ。
しかし圧倒的にロックが馬鹿じゃない。ロックとは馬鹿でなくてはならない。お利口さんではないのだ。先に何をしでかすかわからない、そんな音楽性が我々を恍惚とさせ耽溺させるのであって、お利口さん、いわばマニュアルで動くような音楽は先が読めてしまって面白くない、と私は考える。John soneやら山塚EYE、Sunn O)))を見れば一目瞭然だが意味のわからない予測不明な音楽を糞真面目にやり続けている。いやなら聞くなと言わんばかりに。しかしそれこそがロックなのだ。
日本のロックとはいわば本来残虐性マックスのグリム童話を時代の流れに合わせて極限までソフトにし、おいしいところだけを抜き取った厚紙製のミニ絵本だ。面白くもなんともない。俺たちが音楽で世界を変えると口では言い、結局のところシングルを大量に出し小金を稼いでからアルバムを出ししかも値段は5000円とかいう発展途上国の村一つ買えそうな破格で商業的なやり方をする、マニフェストと見当違いのことをする政治家のような堕落っぷり。黒人がブルースをやり始め、それを白人がロックとしてパクり、それをさらに日本人がロックとしてパクる。三番煎じじゃあ味も薄くなるのは無理もないが今一度音楽シーンを見直す必要がある。

こんなことを履歴書に書いたところで責任の伴わないお前に何がわかると言われておしまいだろうが。

ブラックメタルは馬鹿でおもしろい。あいにく細分化されたジャンルで考えればロックではないがやってることはロックだ。キリスト教原理主義を根っから嫌いペイガン崇拝をし、自らをサタンと称し、ネオナチであったり戦争肯定であったり教会を焼いたりを本気でやってる。それだけでも最高にエンターテイナーなのにしまいには顔を白塗りにして火を吹く。ジャケのセンスも秀逸だ。中でも私はリフレインの不規則性とグレゴリオ聖歌をSEとして使ったり邪悪さは業界でもトップクラスのFUNERAL MISTをお勧めする。この機会にぜひ聞いてほしい。
http://youtu.be/8o4gNJp2W5I


町山知宏の教科書に載っていないUSA語録を読んでる。松島ナオミとの番組未公開映画を見るでおなじみの方。映画評論家だったかな。アメリカをよく勉強してるな~ってのが伝わる内容で非常に面白い。メディアで植えつけられた我々のアメリカの印象はシュワルツェネガーでしかないからね。シュワちゃんはしかもオーストリア人だしね。
就活と関係ない本を読むなと言われても....就活は場数踏む事も大事かもしれんが、内面の質を高めないと戦えないしねーと自分に言い聞かせて後ずさりしている。

あーサンパウロにいっそのこと臓器売りに行くかー

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