2013年5月8日水曜日

【映画】ヘルボーイ ゴールデンアーミー

 
 
パンズラビリンスでおなじみ今年もホビットでその名を世に轟かせた巨匠ギレルモデルトロ監督によるアメコミの名作ヘルボーイ映像化2作目。今年公開の「だいかいじゅうvsぼくがかんがえたろぼっと」みたいな雰囲気のパシフィックリムは期待大だし、日本が誇る漫画化浦沢直樹の名作MONSTERもデルトロが監督するということで今後とも目は離せないだろう。

さて今作のストーリーはヘルボーイの少年時代に聞いたおとぎ話がベース。
「遠い昔、人間と獣と魔物との戦いがあった。惨状を嘆き哀しむ妖精の王バロルは、ゴブリンの鍛冶職人から“疲れを知らぬ無敵の軍隊”ゴールデン・アーミーの設立を要請された。ヌアダ王子の進言もあり、王は軍の製造を許可。完成したゴールデン・アーミーを操作するため、王は魔法の王冠を手にした。出撃したゴールデン・アーミーは人間たちを殲滅するが、その強大さに後悔した王は停戦を宣言、王冠を三つに分けた。その一つを人間に与え、二つは自身が保持した王は、停戦の条件として、人間は街に、魔物は森に住み、停戦は世界の終わりまで守るよう告げる。王子は、強欲な人間を信じられず、民に求められるその日までと去っていった。ゴールデン・アーミーは地中深くに封印され、再び王冠が一つになる日を待っている」

それから何年もたち人間の欲が留まることを知らず暴走する様に見かねたヌアダ王子はゴールデン・アーミーの復活を決意する。超常現象捜査防衛局(BPRD)のヘルボーイ達はこれを阻止するべくクリーチャーと戦う。


ストーリーは別に捻りもないしありがちなのだが話のテンポは非常によろしく観ていて心地よい。戦闘シーンなんかはマトリックスと張合えるくらいのアクロバティックさ。ヌアダ王子屈強すぎ。
また全体を通してコメディタッチで描かれている部分が多く、最近のシリアスでもはやアメコミとは思えない重々しいマーベルものに飽き飽きしてきているのであれば是非見るべき。裏切りもないし混沌とかカオスがテーマなわけではないので心をブランクにして楽しめる。

またキャラデザが最高。前作よりもはるかにクリーチャーが多く描かれていたり、メインベース外でのキャラクターが凝った作りだったりバリーソネンフェルド監督(MIBシリーズ)を思わせる遊び心。前作はいったい誰が作ったんだ...くらいの変わり具合。ヘルボーイからエイブまでCGを使わず特殊メイクをかなり頑張ってるからかCGがあまり浮かずによくあるB級映画みたいなチープな作りに見えないのが素晴らしい。個人的にゴールデンアーミーに戦いを挑みに行く途中の死神のデザインが最高。心は塵と砂にあふれてるそうです。声もインドネシアのブルータルデスメタルみたいでクール。
デルトロは目をつけないのが主義なのかパンスラビリンスでもこんなのがいたような。コンスタンティンにもいたような。EAのゲームダンテズインフェルノにもこんなn
口調とか話の内容がTESシリーズのデイドラっぽくてもうね。ノクターンみたいな小さき者に興味がない感じ。
 
あとはエルフの王ね。寝る時どうすんだこれ
こいつは息子にブっ刺されて死にます。


メンインブラックとロードオブザリング足して二乗したような面白さなのでホビット気にった方やダークナイトで萎えた方デルトロを愛してやまない人は控えめにいって必見です。


 


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