2013年6月29日土曜日

【雑記】明日から使える映画のセリフ

今やどこの国に行っても、英語さえ話せれば食いつなげる便利な世の中になった。かつて世界は交易の際、仲介する通訳がなければ、よその国とコミュニケーションをとることは不可能であったし、言葉はいわば文明を育てる力だ。バベルの塔でもあるように、言葉をごっちゃにされることはわれわれにとって一番の恐怖。日本でも戦後英語に対する教育はGHQにより強制され、今では外国人講師を招くなどしてかなり重要視されている。それ自体は非常に良いことだし企業に入るにあたっても英語ができるということは、大きなスキルとして欲されているのでこれからも伸ばしてしていくべきだろう。
しかし日本の英語教育を受け、抜群の成績と学年一位の成績を取った人間が、アメリカにほっぽり出されたとして生き延びることができるかといえば、それは不可能だ。高校卒業時点の英語力は、おそらくアメリカの5歳児にも及ばない。事実、学校の成績はオール5、受験勉強でも鍛え抜き英語には自信満々だった友人A君はアメリカでコテンパンにやられて帰ってきた。本人曰く、何も話さなかったというがそれも無理はない。学校で教えられる英語は形式的な読む英語であり、生活で使う英語ではない。TOEICや英検といったような試験で使う英語でしかないのだ。日々生きていく中で、助詞や定冠詞、命令文など意識して話すだろうか?主語がどこにかかるかを意識して話すだろうか?意識して話すことはまずない。学校英語は生きる上で力にはならない。
ここまではもはや周知の事実。ではアメリカの五歳児と圧倒的な英語力の差を生んだのは何か?
それは環境。当たり前かもしれないが当たり前ができていない。身の回りの物が英語で言えるかどうかが大きな差を作った。シャーペン、はさみ、ゴミ箱、棚、廊下、天井から始まり道路、住宅街、線路、港など生活するにあたりそれらの単語を理解することは必須といえる。救急車をアンビュランスと言える人は実はあまりいない。身の回りの物を英語で言えるということはすなわち生きるための手段を会得しているということであるし、先端恐怖症とか議会制民主主義なんてものの英語は生きていく中で使うことはまずないので頭でっかちの英語は生きていくとしたら即死。
逆にいえば学校英語ができなかった人でも気負いすることはない。英語圏にいく場合一番必要なのは話すという気合だけ。文法もいらない。今からでも遅くない!さあいまあなたも!すぐこちらにお電話を!××-××××!!!

ここまで長々と英語について語ってきたが最終的に言いたいのは、映画のセリフを覚えて旅行なり商談で使ってしまおうぜってワケ。ただし責任はとらないけどね。独断と偏見でクールなセリフをチョイスしたので是非覚えて使ってください。ダイハードになろうぜ。



Lesson1

Go ahead,make my day. (ダーティハリー 1971年)
「やれるもんならやってみな」

痴呆症のおじいちゃんみたいな扱いを受けているクリントイーストウッドも、かつては44マグナムをぶっ放し、黒人悪党に制裁を下すヒーローだった。これはとあるダイナーで強盗が店に押し寄せ、居合わせたイーストウッドが悪党に向かって言うセリフ。ワイルドで西部劇の匂いもほんのりさせる
最高にクールなセリフ。使う場面としてはハンバーガーショップでスーパーサイズにするかどうか聞かれた時。確実にスーパーサイズにされる,,,,
ちなみにニクソン大統領はこのセリフを気に入って何度も言っていたので、その世代のアメリカ人にはウケがいい。


Lesson2

Freaks! (ダークナイト 2008年)
「化け物め」
ダークナイトで有名なセリフといえば"why so serious?"だが使う場面が職場くらいしかなさそうなので今回は割愛。こちらはおなじみジョーカーに対して黒人マフィアが厨房で言い放つ言葉である。劇中ではジョーカーが、俺みたいな金玉を取ったやつは玉を取られることはないがねみたいなセリフを言い、それをこのフリークス!で笑いを取るという、いわば突っ込み。使い方としては、身の上自慢だとか意味分かんないことばっか言って周りが若干引いてるにもかかわらず話し続けるKYに対して、一言FREAKS.といえば爆笑を誘えること間違いなし。そのかわりKYは以降いじられキャラになることは間違いない。freaksとは昔サーカスなどで見世物小屋にいた奇形の人々や障害を持つ人々のこと。あまりいい表現ではない。


Lesson3

Soylent Green is people! (ソイレントグリーン 1973年)
「ソイレントグリーンは人肉だ!」
SF好きな人にはひそかに人気な映画ソイレントグリーン。知らない人が大半だと思うので簡単にあらすじを説明すると、極度の文明発達と乱獲で温暖化が進み野菜や食べ物は一切とれなくなった未来、人々はソイレントグリーンと呼ばれるプランクトンから作られた人口食物を食べていた。しかしその工程に疑問を抱いた主人公はその工場に潜入するとなんとソイレントグリーンは人から作られていた、という話。その時主人公が叫ぶ言葉がこれなのだが、最近だとウォシャヲスキー監督のクラウドアトラスで老人ホームから逃げ出す老人がこのセリフを叫び再び話題となった。使う場面としては当たり前だったことが実は違ったなんて時に使うのがよろしい。例えば、俺実はお前の父親なんだと言われたら「嘘だー!」じゃなくて「ソイレントグリーンいずピーポー!」で。


Lesson4

Do you see me? (ノーカントリー 2007)
「俺の顔を見たか?」
その顔を見たものは確実に死ぬと言われる殺し屋シガー(見た目は寝不足のふかわりょう)が言い放つセリフ。口裂け女のわたしきれい?なんて比じゃない。誰かにチクろうものなら水素ボンベで脳みそを吹き飛ばされるかサイレンサーつきのショットガンで音もなく殺されるのだから。使い方としてはつまみ食いを見られた時や銀行強盗の時だね。とびっきり目をひんむいた顔で言うのがポイント。


Lesson5

Do you maggots understand that?(フルメタルジャケット1987年)
「分かったか、ウジ虫ども!」
おなじみハートマン大佐の人権ガン無視セリフ。軍隊訓練というのはこういった汚い言葉や罵声を浴びせられ、自分という確立したアイデンティティを一度ゼロにしてから殺人マシーンにするという、いわゆる洗脳なんですわ。これ以外にももっと下劣でドイヒーなセリフがたくさんあるが一番これがセーフってことで。(これでも結構アウト)使い方はマジで気をつけてもらいたいのだが間違えても米軍に向かって言わないように。いいか絶対にだぞ?絶対にだ。



以上5つのセリフを上げたがどれもとてもユースフルなものだし、これさえ知っていれば学校英語何ぞ寝ててもアメリカで生きていける。大事なのはスピリッツ。おベンキョじゃない。伝えようという意思、姿勢、態度。それさえあれば国の境目なんて素手で破壊できる。なぜなら僕らは文明人なのだから!!!






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